最優秀賞

Dictionary Case

作者:三浦 航一

長方形の板3枚と細長い長方形の板2枚の合計5枚の板があります。この板の厚みはすべて同じです。ケースには板を2枚重ねて入れることはできますが、3枚重ねると入りません。この5枚の板をはみ出すことなく、すべてケースの中に入れるパズルです。


パズル協会からのコメント

一見、簡単そうに見えるので、気楽に手に取る。しかし遊んでみると、意外な戸惑いを感じる。そこで改めて考え直す、という過程を味わうことができるのは、良いパズルの条件です。複雑な仕組みがなく、さらにピースの形状も単純という構造は、製造に適しているだけでなく、遊ぶ時の壊れにくさという利点にもなります。


優秀賞

赤鉛筆で解くパズル

作者:ぺんしるからす

ペンシルパズルは黒鉛筆で解くものが基本で、彩りのあるタイプはパズル要素が少ないものが多いと感じる作者が、 黒と赤、2色の鉛筆を使うことを前提としたルールの問題を作ることによって「カラフルなパズル本」を目指したパズルの企画。


10 Cats

作者:三浦 航一

可愛いネコの顔の10個のピースはすべて同じ形です。これを全部左側の正方形のワクの中に収めます。10個はとても無理のように思えますが入ります。(答えは2通り)


ナインパズル

作者:髙島 直昭

トランプのカードの図柄のピースをワクの中ですべらせてゴールの図の配置にするスライドパズルです。スタートとゴールの配置は、「9」の位置が違うだけです。


虫食い

作者:Boucher, Frederic

はじに丸みのあるピースには、まるで虫が食ったあとのように、あちこちに半円の切り欠きがあります。この8つのピースと、外側にはみ出ている円形のピース1つ、合計9個をワクの中に収めるパズルです。


ナロー 6×6 MAX

作者:小田原 充宏

問題図の通りにピースをワクに入れたらパズルのスタート。ピースをすべらせてワクの右端にある出口から1つずつ出していきます。途中で場所を入れ替えながら全部のピースを出すことができればクリア。ただしピースを持ち上げたり、向きを変えたり、重ねたりしてはいけません。


佳作

風水チャーム

作者:ヤマモトアキオ

正方形にまとめられた形をほどき、再び元に組み直します。風水をモチーフにしたネックレスにもなるパズル。


Eleven for Cube

作者:三浦 航一

直方体にハーフキューブを付けた同型のピース10個と、直方体のピース1個、計11個を組み合わせて立方体を作ります。


AIC

作者:Iwahiro

バラバラにするのは一見、不可能にも見える立方体。これを4つのピースに分解します。できたら元に戻します。


クリスタリン

作者:Iwahiro

4つのピースを、正八面体の中に空間のあるワクの中にうまく収めます。取り出すのも難しいでしょう。


tutu

作者:Masaki Watanabe

球を4個つなげたピースが4つあります。2つずつ同じ形です。同形のピース2つで作る形が、同じになるようにしてください。


Four Squares

Boucher, Frederic

大きさの違う正方形が4つ、同時にできる形になるように、6つのピースを並べます。


ARTEFACTS

Boucher, Frederic

ピースをワクの中に収めます。5つのピースすべてを入れる表のワクの問題と、裏のワクに4つを入れる問題の2題です。


6P & 6P

作者:小田原 充宏

Pの字型に正方形のついたピースを、問題図の通りにワクの中に入れ、その上に色の違うピースをのせて収めます。


テトラキューブリング

作者:増池 誠史

輪になった立体をひねりながら組み合わせてテトラキューブ(立方体4個を組み合わせた形)の形にします。


知恵釘「蛇蛇」

 作者:林 昇

輪になった2匹のヘビがからみ合ったような釘の知恵の輪。2つのピースを外します。外せたら元に戻しましょう。


起釘「支え合う四角」

 作者:林 昇

曲げた釘が四角形を形作っています。これを外す知恵の輪ですが、外すより再び組む方が難しい。


組釘「万華II」

 作者:林 昇

曲げた釘がからみ合っています。これを外す知恵の輪ですが、よく考えずに外すと組み直すのがとても難しくなります。

第1回パズルオーディション:結果発表