6回目となる今回も、全国から多くのご応募がありました。ありがとうございます。
パズルのより広い普及のために、今後もこの企画を続けていきたいと思います。
最優秀賞
◇ SPIN
作者:銘宮
遊び方:アクリルスタンドと3Dプリンターで出力したパーツを組み合わせた知恵の輪です。
評:ギアで噛み合うフレームと板を動かしながら板を抜き取るパズル。素材やサイズなど粗削りな部分はあるものの、幾つかのギミックを解明していく謎解きのようなテイストが面白い。商品化までには幾つかの工夫が必要ですが、光を秘めた原石的な作品と言えます。

優秀賞
◇ Walking Room
作者:Isaku Nagai
遊び方:問題カードの通りにドアと人を置いたら、人を動かしてゴールを目指します。
評:組み換え問題付きの迷路。発想としてはシンプルですが、それをデジタルではなく成型品で実現させた工夫と情熱を感じる作品です。カード式の問題も多く作り込まれた完成品と言える作品と言えます。

◇ へびさんのおうち
作者:橋本 泰弘
遊び方:1. 黄色のへびをフレームに収めてください。2. 青色のへびをフレームに収めてください。
評:六角形のケースにヘビを収める1ピースパズルですが、ヘビを裏返すことで2通りの問題になります。置く向きはヘビも六角なので片面6通りなのですが、ミスリードを誘う答え配置の工夫が見られる良いパズルです。

◇ PIPE
作者:西浜 淳盛
遊び方:消火栓から各送水口へ、3×3×3の敷地内でパイプを接続して下さい。
評:パイプを繋げるパズルは幾つか存在しますが、平面ではなく3×3×3のポリキューブに落とし込んだ点や、9種の問題を土台に設置した点など多くの工夫が見られる良いパズルです。マグネットでしっかり繋がる心地良さなど細部のこだわりを感じます。

◇ 巴紋パズル
作者:中村開己
遊び方:全く同じ形をしたピースを6個組み合わせて球体にします。
評:エクスプロージョン系の組みパズルですが、全く外れないと思いきや置いた瞬間に崩れたり、逆に組むときには1ピースずつ組むことができるなどの新しさがあります。設計美を強く感じさせられるパズルと言えます。

佳作
◇ MINIMA Smiley
作者:Boucher Frederic
遊び方:Smileyボールを箱から取り出してください。
評:箱の中でポリキューブと玉を動かし、玉を出口まで運ぶ立体スライドパズル。ブラインドフレーム、玉の転がりに加え、マグネットで繋がる一つのピースを付属のネジを使い途中で分解させるというマニアックで難解なパズルです。

◇ Flatパズル
作者:小田原充宏
遊び方:4ピースで添付の42問の形をつくります。「16単位パズルの中では1番難しい」を目指してつくったもの。
評:16単位(4×4)という4ピースの小さなポリオミノパズルということもあり、誰でも気軽に取り組める優しいパズルです。初心者でも少し悩めば解ける難易度に調整してあるので、サクサク解きたい子どもに嵌る作品です。

◇ Space L
作者:お茶のり
遊び方:4種類のマークが4個ずつ彫刻された5x8の枠内に、裏返し不可の9ピースをおさめます。そのとき、同じマークが4個とも見えるようにします。解は、4種類のマークそれぞれに1つずつあります。
評:L型とその鏡像2種のピースで構成されたポリオミノパズル。「スペード4つを見えるように収める」といった分かり易さとシンプルなピースが高評価ポイント。他の3種のマークでも全てユニーク解になっている美しさは完成度の高さを表しています。

◇ Metron
作者:Laszlo Molnar
遊び方:テトロミノを三角定規の中に収めます。
評:テトロミノ(4単位)5種を三角フレームに収めるパズルですが、半蓋フレームを使うことで答えの並びと配置順を絞っているところが高評価。市販の三角定規を使ったユニークな作品です。

◇ Number in the Box
作者:math channel かずにぃ
遊び方:1から10の数字のピースを箱の中に詰めていくパズルです。
評:キューブブロックで作ったデジタル数字10ピースを立方体(隙間あり)に組むパズル。何より楽しみながら作った空気を感じる作品です。一つのパズルとしてよりもキューブブロックカタログに入れたいパズルです。

◇ ディスクロック
作者:Makino
遊び方:2枚の円盤を取り除き、錠を開けてください。
評:目的は中のディスクを抜き出すことですが、錠前形状の可愛いデザインに落とし込んでいるところが高評価。決して難しいパズルではありませんが、木のぬくもりや適度な摩擦が良くできている作品です。

◇ ハンガー・ハンガー
作者:吉沢 良太
遊び方:つながった2つのハンガーとひもの輪をバラバラにします。バラバラにしたら、今度は元に戻します。
評:紐タイプの知恵の輪で、ある古典的なパズルと同じ仕組み。ハンガーの形状と紐の長さに騙される良いアレンジ作品。サイズを含めデザインもかわいくシンプルです。外し方もシンプルですが難易度はそれほど優しくないところもよいでしょう。

展示
受賞作品は、下記で展示します。
2025年11月8日(土)・9日(日)
“東京パズルデー2025 in 科学技術館”
科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)
◎第7回パズルオーディションの作品募集は、2026年夏に行う予定です。